mediologic

メディアと広告とマーケティングと。

音の見せ方

ひさびさに書きます^^

■AIWA USB
■SONY Walkman

Walkmanに代表される music player が与えてくれるものは、”ポータブルな音環境”だと思う。
 ”外で音楽が聴けます”というのは機能であってコンシューマにとっての価値=ベネフィットは、外出先・自宅にかかわらず、自分だけの sound scape を持ち出すことだろう。

なので、その music player が与えてくれるものはどういう音環境 sound scape なの?ってことをちゃんとコンシューマに提示することが、 ”体験”を与えるメディアである web site に求められるとすると、この2つのサイトはそれぞれすごくよくできたサイトだな、と感じます。

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最近思うのは、enterprise media とか private media と呼ばれる企業が自社で展開できるメディアとして、web site は何をすべきか?という点。

当然ずっと以前からこの議論はなされてきてるわけだけれども、FLASHが2004MXになってもっと自由な表現ができるようになり、コンシューマの回線環境も太くなって...という”media enviroment"が変わってくると、それぞれのメディアの「位置(づけ)」や「機能」「価値」も変わってくる。この変化のことを"再布置 re-confuguration"(=置き直し)とメディア理論の世界では言うんですが、これの意味するとこは新しいメディアが出てくると、旧来からある他のメディアも含めて地図が変わる、ということ。つまり、テレビや新聞といったメディアも変化する、ということでもあり、インターネットにおいてはFLASHやブロードバンドというものの出現で web site の re-configuration が起こっているということでもある。

「コンシューマがサイトに来たときに、的確に商品情報を伝えるためのもの」として web site はこれまで作られてきたと思うんだけど、この「商品情報」というのがクセモノで、そのままとれば「スペックのデータがあればいい」ということにも成りかねないし、現にそういう志向の人も企業の web 管理者に多い。商品が持つスペックだけでなく、商品がコンシューマに与えるベネフィットや「空気感」のようなものも「商品情報」なのでは?

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web site に来てくれたコンシューマっていうのは他のメディア接触と違って、「わざわざ」来てくれた人なわけだから、「客人としてもてなすこと」が作法なのではないかと。

この「もてなし方」には2つあって、

 (1)欲しい商品情報にストレスなくたどり着けるための導線づくり
 (2)風景 scape の演出=”体験”できる空間のデザイン

ではないかと。(2)は”茶道”の世界に近くて「にじり口」を入ってきてくれた人に、その世界をちゃんと演出してあげるということ。"entertainment"とは「もてなし」であること。これらはブロードバンド+FLASHが可能にする「もてなし」の構造ではないだろうか。

というわけで、そういった意味で上にあげた二つのサイトはよくできてるな、と思うわけです。