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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

広告減が「ナゾ?」

■広告減「ナゾだ」 民放テレビ首かしげる(livedoor ニュース)

livedoorニュースなのだからか、結構過激な記事が。これは皮肉っぽい記事。

広告代理店によると
(1)総世帯視聴率(全世帯のうちテレビを見ていた割合)の低下
(2)主なスポンサーだった消費者金融、外資系保険会社の広告自粛
(3)テレビ広告費の販売促進費やインターネット広告へのシフト-などが主な原因だという。
「ネット広告の影響は規模からいっても想定内。それより、自動車、不動産、流通、酒・飲料といった大手広告主がスポットを抑えているのが問題」(民放幹部)

という話らしい(しかし「問題」って。。。)

しかしどれだけの広告主が「テレビではなくネットへ」と予算を“シフト”してるのだろうか。実際の仕事をしていると、「テレビの予算は抑えて、ネットに予算使おう」という広告主の考え方の背景には、「テレビの予算をネットに移す」ということはほとんどなく、「テレビの予算を圧縮する」ということと「ネットに費用を使う」ということはつながってはいないように思える(そもそもネットに使える予算なんて、テレビに使える予算の比ではない)。

なのでやっぱり、広告を使うメディアの「シフト」や、広告主が「予算を抑えている」というわけではなく、もっと他の本質的な理由があるのではないだろうか。