mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

広告を企画する人々に伝えたい、「検索を理解する」ことの本当の意味合い。

■検索を理解しない人は、マス広告を作れなくなる時代(インタラ広告論)

というエントリに触発され。というか付け加えたい。


「検索を理解しない人は、マス広告を作れなくなる時代。」


これはある部分(まで)正しいし、同意。

しかし「検索を理解できない」ってこと自体は僕は問題ではないと思う。

“検索”ってのは、消費者の情報源の1チャネルにすぎないので。

なので、もうちょっと正しくとらえてみると、


「消費者の情報探索行動を理解できないとマス広告は作れない」


といったほうがいいと思っている。


だって、検索サイトの検索結果ページで、消費者の行動は終わりじゃないから。

あと、検索サイトだけが消費者の通り道じゃないから。


なので行った先、これはその広告主のサイトにかぎらず、消費者の興味のもっと情報の掲載されているサイトなどなどにまで目を向けて、「 media environment 」における insight を発見⇒企画にすることが大事なんだとおもうね。


TVCMのなかに検索窓入れるってこと、そのこと自体は企画じゃあない。

TVCMそのものが消費者に興味を持たせるものじゃなければ、検索なんてされない(=情報を調べようと思わない)。

それと同じように、情報を調べる、という行為の起こるところ(=検索に限らない)に目を配ることで、きっとよりよいキャンペーンができるでしょうよ。


このエントリとこのエントリを参照されたい。