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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

広告は死につつある

■ 広告は死につつある~Advertising Is Dying (JIC/ClickZ)

昔流の広告では生き返ることはできない。状況が変わった。広告は別のものに変身しなければならない。広告だけでは十分でない。 広告とマーケティングと営業がそれぞれ独自に立てる戦略から、すべてを包括した顧客を説得する世界観に移行しなければならない。
Old-school advertising can't be resuscitated. The landscape has changed. Advertising must morph into something different. Advertising alone isn't enough.

なぜ、従来型の広告 Traditional Advertising が死んでいきそうなのか?
簡単にまとまっています。

顧客を説得するのか、それとも、あがき泣きわめく客を引っ張ってレジまで連れて行こうと、広告メッセージを叫ぶのか?
Do you persuade customers or shout advertising messages at them, hoping you can drag them kicking and screaming to your cash register?

うーん。なるほど。こういう表現があったか。

しかし、こういう文章ではあくまでも「広告」というビジネスがなくなるのではなくって、「従来の広告」がなくなるって話であって、ダーウィン『種の起源』を彷彿させる話が多いですね。

強いから生き残ったわけでもなく、賢いから生き残ったわけでもなく、ただ変化したから生き延びた。
首の短いキリンが首を長くしていったわけではなく、首の長いキリンが生き残った。

キリンという”種”の中で、首の長いキリンが生き残った。

広告という”種”の中で生き残るのはどのような”種”なのでしょう?


このあたり興味がある方は、ぜひセルジオ・ジーマンの『実践!広告戦略論』をお読みになることをオススメします。ちなみにこの本の原題は、"The End of Advertising As We Know It"=「これまでの広告の死」、です。おもしろいです。