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プロダクトプレイスメントに一定のルールを

■脚本家などが規約を要求~番組内広告の増加で (USFrontLine)

1)視聴者が番組中で商品を見聞きする場合は明確にこれを表示する
2)子供番組への導入を厳しく規制する
3)いかに商品やブランドを作品に組み入れるかに関する作家、俳優、監督の意見を組合を通して伝える
4)ケーブル・テレビもこの規約を守る

一本の番組に商品を出すのに2億円以上といわれるプロダクトプレイスメント(PPL)について、作り手である脚本家と消費者の両方を守るためにルール作りが進んでいる。

当然、番組内でスムーズに紹介されたほうが違和感もないと思うが、一方でモラルの問題も大きい。一方日本の場合はいくつかPPLに挑戦した番組があり、商品の出てくるシーンではわざわざ「CM」と出るものがある。これはこれでうざったいし、それゆえ商品のイメージを壊すケースもあるだろう(それならそれで15秒のCMが挟まっていたほうがよっぽどいい)。

PPL自体はずっと以前からあるものだが、ここにきて注目を浴びているのはクラッター問題(=メディアとCMが多すぎて見られていない)と広告主のCM効果への疑問(=多くはCMそのものではなく、CMの費用対効果にある)にあるだろう。なので、上記ルールに加えて、広告主サイドは効果面でのメトリクスづくりも話題になるのは間違いない。