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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

ネット上での動画ビジネス&日本型媒体広告ビジネスはどこへ向かう?

■動画サイト利用率・無料は過半数、有料は1割に届かず(IT+Plus)


まとめ(対象は家庭ネットユーザー)

●無料の動画サイトのアクティブユーザー57.9%。
●有料動画サイトのアクティブ・ユーザー9.4%
●一方で、有料、無料サイトそれぞれで、過去に利用したことはあるものの、現在は利用していないと回答したインターネット・ユーザーが約1割。

●無料サイトに対してはテレビやレンタル・メディアの代わりとするイメージが強い。
●有料サイトに対してはセル・メディアやレンタル・メディア代わりとする意見が強い。

●無料動画サイト利用は「電子メールやウェブブラウザーで作業しながら利用するサービス」が65%以上。有料動画サイトでは約 25%。
●「食事しながら利用するサービス」も無償サイトでは3割弱。有償サイトになると約15%。


まぁ、結果は普通ですが、無料動画サイトみてる人が増えれば当然テレビの視聴者数は減るわけで、視聴率なんかでは騙せなくなりますね、テレビ。

とはいえ、無料動画サイトの広告ビジネスモデルがこのままうまくいくかといえば、元々視聴態度も違えばカヴァレッジやリーチもTVとは段違いに違うネットで、テレビと同様の金額をさばけるわけでもなく、しかし投資コストはどっしり乗っかるというわけで、普通にTVの広告モデルをそのまま持ってきたところで儲からないでしょう。

うーん大変。なにより大変なのは広告会社かな。
テレビ局もネット動画サイトも自らのビジネスモデルを変えることはできるけど、中間業者である広告会社はそうそう簡単にできないからなあ。明らかに環境はテレビCMの総売上が減少するんではないか?という方向に向かいそうだし、かといってネットの総広告費もTVほどではない。なので、結局は総”媒体”広告費が減少するわけだからそこでコミッションビジネスを展開していたら、同じ15%でも実態の金額は減少するし。

果たして広告会社は今のままで生き残れるのだろうか?いや、難しいだろうな。。。