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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

ゲーム内広告のリアル化すすむ

■Videogame Ads Attempt Next Level (WSJ)

ゲーム内広告No1のNYベースの企業、Massive Incorporated が自社技術をアップデート。これまではゲーム内の看板やそれに類する場所にスチルを貼り付けるぐらいだったのが、今後はムービーを配信することも可能になったらしい。これによってティーンエイジャー向けに映画予告編やCMをリーチさせることができ、かつより効果的になる。そりゃそうだスチルよりムービーのほうがアテンション高いもん。

で、よりリアル化が進んで、ゲーム内のアイテムなども広告媒体として成長する...、というのは早計で、Massive がここまで伸びたのは、複数のゲームに対し広告を「配信」する、メディアレップ+広告配信技術の会社だから、個別のゲームに依存する「媒体枠」の開発はきっとマイルストーンの最後のほう。

で、日本はどうなるだろう? USと比べてPCゲーム市場もさほどのもんでもないし、ティーンエイジャーがそこに群がってるって感じもしないので、このマーケット(=ゲーム内広告)は花開かないかもしれん。

一方で、小学生の間では自分の携帯の待受けをハンゲームのアバターにするのが流行りだとか。

うーん、ローカライゼーションではなく、日本流の何かが必要な気配。