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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

広告に関するアカデミックな

「データマーケティング」という言葉が嫌いだ

僕は「データマーケティング」という言葉が嫌いだ。 嫌いな理由を上げると、 1)そもそもマーケティングに「データ」を使うのは当然だろ? もちろん「データマーケティング」という言葉が今もてはやされるのは、デジタルマーケティングの普及、そしてその背…

『Viewability が普及するとネット広告の価値はどう変わるのか?についての短文』についての追記

昨日投稿した、 『Viewability が普及するとネット広告の価値はどう変わるのか?についての短文』 について、何が何だかわからない、ということのために以下を記しておきたいと思います。 1)そもそも" impressions "ってなんだったのか問題 あまり知られて…

ブランドロイヤリティの段階

マーケティング研究メモ。 ブランドロイヤリティのレベルについて。 ※これを見たときに、facebookの「いいね!」がブランドに貢献しているのはどの段階なのか?を再び考えなおすキッカケになるはず。 上記は、Hallberg が60万人のコンシューマーへのインタビ…

検索連動型広告は「ブランディング」に効果があるのか。

朝から元オーバーチュアで、現ルグランの泉さんのブログ記事を見て、同じく元Googleで広告商品/営業マーケティングを行っていた知見から。 ■【リサーチ】検索連動型広告にブランディング効果はあるのか? こちらの記事中にある、東大生の論文が「検索連動型…

電子書籍元年はどうなった?: TBSラジオDig NEC Wisdom Square 09/23 OA

今月いっぱい出演しておりますTBSラジオのDig木曜日、NEC様協賛の Wisdom Squareで使った資料です。 ※放送分のpodcastは上記から聞けますのでぜひどうぞ。 合わせて、 電子書籍は、私たちの読書体験にどのような影響を与えるか?(前編) と 電子書籍は、私…

消費者行動=情報処理行動

消費者情報処理理論(研究)というのがある。英語でいうと、Consumer Information Processing 。 この理論(研究・モデル)は、消費者行動を、情報処理活動として捉えるアプローチを指す。認知心理学や脳科学からの派生もある。 非常に今注目すべき。特に消…

強い効果、弱い効果

先月8月25日になくなった、マーケティング研究者アーレンバーグ Andrew S. C. Ehrenberg が提唱したモデルは、現在の広告環境の中で気づきを与えてくれるだろう。 彼は、 ブランド認知(awareness)やトライアル(trial)は、必ずしも”広告”だけではなく、店…